「これが一番大切な絵」
【登場人物】
直美(40歳~60歳前後)
百世(35歳~55歳前後)
【あらすじ】
直美はかつて美大を目指したが挫折、離婚経験を経て、再び絵画に目覚めこの度、個展を開くため創作に情熱を注いでいるところ。百世はケーブルテレビ局に勤める未婚の独身女性。一人暮らしの直美の部屋を、百世が訪ねて来たところ、部屋は下手くそな絵に囲まれていた。しかも全部、猫。それにしても下手ね、百世がそう言うと、離婚して以来、子供が描く落書きみたいな猫しか描けなくなったのだと直美は言った。